研ぎ屋の製作日誌 8
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2008年5月 ・・・千代鶴・鉋の刃研ぎ・・・
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(依頼)
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知り合いの職人から・・千代鶴・延国三水・鉋の刃研ぎをして欲しい。
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(研ぎ)
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以前から千代鶴の鉋は研いだ事あるが、素材にスエーデン鋼が入ってる為か
刃が下り難い。ダイヤモンド砥石1000番で面出ししてから仕上げに入る。
それにしても・・綺麗な鉋だ・・。
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2008年4月 以前改造した鉈を更に軽く改造したい・・・
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(依頼)
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以前改造してもらった鉈をもっと軽く細身にして、革の鞘も創って欲しい。
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(制作)
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丁度1年前改造した大鉈だが、使っていてまだ重く使いずらいらしく・・
さらに軽くする為峰を大幅に削り落し・・猟師の剣鉈(マキリ)にし、
それに合わせ革の鞘を創った。
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改造前
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前回改造後
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さらに細身に改造
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2008年3月 浦和のお花屋さんが骨董市に・・・。
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(依頼)
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HPを観て 浦和骨董市においでのお花屋さんが、店で使っているフローリ
ストナイフ7本を研いで欲しい。
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(研ぎ)
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7本ほとんどが(ビクトリノックス)440Cと云うステンレス合金で錆び
ないが刃持ちは鋼ほど良くないので、プロのフローリスト用に刃付けを鈍角
にして刃持ちするナイフ研ぎを、お花屋さんが少し他の骨董市を観てる間に
研ぎ上げた。
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2008年3月 佐原の骨董市に来たおばあちゃんから・・出刃を直してほしい。
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(依頼)
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私が大事にしていた包丁・・錆びて柄のとれた出刃を直してまた魚料理を
したい。
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(製作)
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おそらく誰かに包丁以外の使い方をされたこの出刃は、ミネがハンマーで
叩かれ大きく潰れていて錆びも深く本体を侵食していたので、全体を一皮
剥いて本体の形を整えてから研ぎ出して、腐り難い様白木に樹脂を塗った
柄を付けた。
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2008年3月 腐った柄の包丁再生
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(依頼)
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柄が腐って取れてしまった大切な母の形見の包丁を直して欲しい。
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(製作)
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腐った柄を補修して原型に近い木グリップ柄を再現し、長年研いで逆反りし
てた刃先を修正して研ぎ上げ、大切な包丁を再生した。
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2008年2月 ナガサ(猟師用鉈)の鞘作り
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(依頼)
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険しい藪の中を歩いても邪魔にならないナガサの鞘を革で作って欲しい。
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(製作)
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鞘作りは本業ではないが・・顧客が困っているなら作りましょう。
厚手の革の表を内側にしてバックスキンの外側に樹脂を塗りこんで藪での湿
気対策をして、厚手のベルト対応のループを付けたナガサの鞘を作った。
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Copyright © 2005 研ぎ屋
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