研ぎ屋の製作日誌 4
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2006年12月 毎年恒例の「世田谷ボロ市」の季節になりました。
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(ボロ市)
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毎年12月15・16日と、翌年の1月15・16日の世田谷ボロ市に
もう15年出ています。出ているのは代官屋敷近くの狭い交差点
近くで、創作刃物をいっぱい展示していますよ。
今度のボロ市は2007年1月15・16日です、暇のある方遊びに
来て下さい。
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2006年11月 笠間の骨董市で見つけた珍しい海軍メスの再生・・・
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(動機)
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骨董市の仲間が持っていた海軍メス・・あまりに酷い錆び取り状
態だったので・・買い取って再生を・・
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(製作)
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センターピンを外し背バネと刃部との調整と仕上げ・ついでに角
張った柄も握リ易く藤本ナイフ風にリファインした。
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2006年10月 静岡の刃物マニアの方から・・・
4本の刃物の左利き用の研ぎと皮シースを作って欲しい・・との依頼。
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(依頼)
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・袋ナガサの左用の研ぎと肥後小刃のポケット付きシース創り。
・大型肥後ナイフのピン打ち変えとフィンガーグループ付け。
・古枝打ちの研ぎと口金・柄の交換及びそのシース創り。
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(製作1)
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2本の肥後ナイフの研ぎと、ステンレスピンに打ち変え手に合わせ
握りやすく柄を削り、小型シースにベルトルーフも付けた。
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(製作2)
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袋ナガサを鋭角の左用に研ぎ、厚手のヌメ皮の表を内側にして
表面に樹脂を塗りこみ、1の肥後ナイフシースが脇に留められる
ベルトを付けた。
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(製作3)
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古い枝打ち鉈を研いで、柄を本来の枝打ち用の長めの樫と頑丈な
口金を付け、出っ歯を収める特製シースを創った。
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2006年10月 硬い木用の厚口切り出し小刀製作依頼
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(依頼)
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弓具を製作してる常連様から・・・
乾燥した硬い竹を削って刃持ちのする厚口の小刀を作って欲しい。
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(製作)
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通常の鍛造ハガネだと硬くするとモロクなり欠けてしまうので、
他の素材を探してたら・・・
偶然 製材所の大型電動カンナの刃が手に入ったので・・これで
小刀を創った。
厚さ5mm・巾25mm・長さ450mmの素材は、ハイス鋼が厚さ
1.5mm・巾10mmにロウ付けされている。これを使い易い長さ
に切断し、先端を鋭角にしてグリップを削り凧糸を巻きニスで
固めて手に馴染む刃持ちの良い刃物が3本出来た。
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2006年9月 古いハンターナイフの研ぎとシースの修理
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(依頼)
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骨董市の常連客から・・昭和30年代のゾリンゲン・カールシュリーパー
のハンターナイフを手に入れたのでメンテナンスして欲しい。
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(製作)
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ハガネ時代の大型ナイフで、本体は錆び落として刃付けをしてグリップ
のガタを直した。硬くなって壊れそうなシースは、ホルダー部の補強と
全体の栄養を与えた。
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2006年9月 折れ刀を山道具に変える
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(動機)
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骨董市で錆びた折れ刀を手に入れたので、山で使える山鉈にし
て軽くて使い易い道具にしたい。
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(製作)
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刃の形はあまりイジラズ 砥ぎを入れて刃を整え、刀の古拵え
を利用して・・・軽くて切味抜群の山鉈の完成だ。
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