研ぎ屋の製作日誌 10
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2008年10月 昭和初期の電工ナイフの再生
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(依頼)
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関東の骨董市で見つけた痛んだ(刃欠け・センターピンガタ・フックピン取
れ掛け)電工ナイフを直して欲しい。
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(製作)
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例外に漏れず・・センターピンが減り刃を出しても遊びが有り・・刃は酷く
欠けていた為 センターピンを太い奴に入れ替え回転部の修正をし、刃を当
時の形に整形し、紐フックの止め金を付け替えて・・・全体を研ぎ上げた。
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2008年9月 大きな刃欠け包丁の再生・・・
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(依頼)
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刃欠けして、捨てられずいた・・亡き父から買って貰った・・包丁を直して
再び使いたい。
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(製作)
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1cm程の大きな刃欠けで使えずにいた包丁だが 鋼割り込みだったので
欠けたラインまで刃先を落として新たな刃先を研ぎ上げ お父様の包丁が復
活した。
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2008年9月 思い出の包丁直し・・・
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(依頼)
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結婚した時、実家の近くで買った包丁を直して欲しい。
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(製作)
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長年の使用で柄が腐って取れ、錆びて大きな刃欠けもあったが、結婚当初か
らの台所の主役を もう一度リニューアルし・・・台所の相棒の復活だ!
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2008年9月 トリミング用ハサミの研ぎ・・・
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(依頼)
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トリミング用ハサミを3本研いで欲しい。
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(製作)
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やはり、ハサミに着いてた毛は細く繊細な為 人間の床屋さん用鋏より
シャープな研ぎを入れる必要がある。特に隙バサミでは研ぎ返りを完全に取
らないと毛を噛んでしまうので注意して仕上げた。
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2008年8月 男の料理教室へ通う為に・・・
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(依頼)
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男の料理教室へ通うのに・・安全でカッコ良い包丁ケースを創って欲しい。
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(製作)
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普通包丁は白木の鞘になるが・・せっかくオリジナルを創るなら そのまま
キャンプへも持っていける様に ナイフタイプのポーチ型でバンドループを
付け内側にヌメ皮を貼った皮シースを創った。
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2008年8月 我が家の肥後守のメンテナンス・・・
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(動機)
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先日 猛暑の中 柏の骨董市へ 肥後守収集の為にお越しの顧客に触発され、
我が家の肥後守の整理とメンテ・・・。
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(メンテ)
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肥後守の歴史は100年前後で、全国で造られた名前だけでも500を超
える・・我が家の肥後守は刃物を扱っていた為 他の骨董屋から自然と集
まったモノだが・・実用より名前とか形のバラエティさに面白さを感じる。
昔の子供達は、この肥後守達の様に沢山の個性があったんだろうな・・・。
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2008年7月 明治海軍の折りメスの修理・・・
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(動機)
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今月の骨董市で本当の明治海軍の折りメスに出会うことが出来、購入した。
・・この時代の折りたたみナイフのほとんどがセンターピンが減り刃を出し
てもカタカタ動いて締りが無い。
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(製作)
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この古い折りたたみナイフのリニュウアルは結構楽しい・・減ったセンター
ピンを外し・・背バネと刃の回転部を調整し・・ワンサイズ太いセンターピ
ンを打ち込み・・パチンと刃が出る様に直して、明治海軍の折りメスを実用
使用出来る様にし、時代を壊さない位の研ぎと磨きを掛けた。
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