研ぎ屋の製作日誌 11
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2009年1月 叔父からもらった鉈の再生・・・
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(依頼)
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長い事放置してあった叔父の鉈を再生して、また山で使いたい。
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(製作)
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まず 腐った柄を交換し、たたかれ変形した鉈の峰を修正し、刃欠けを直し
研ぎ上げ、それに合わせ山で動きやすい革の鞘を創った。
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(追記)
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依頼者が再生した鉈で早速 山で檜の枝打ちに1日使用して帰ったら・・・
柄にキレツが入っていたとの事で・・・送り返してもらい もう少し堅固な
素材で柄を作り直し 次回の枝打ちに備えた。
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2009年1月 ・・・失敗・・・
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(依頼)
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都内アパレルメーカーから・・鋏を数本研いで欲しい。
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(研ぎ)
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送られてきた鋏は、切るべき数点の生地と共に数本送られてきたが・・・
その中に雑材を切る為か鋳物の鋏が1点入っていて・・この鋳物鋏は研いで
も鋼粒子が粗く切れ難い、なんとか刃の角度を調整して切れ味を確保しよう
と冶具で曲がりを直そうと力を入れたら・・簡単に折れてしまった・・
鍛造と違い粘りの無い鋳物鋏の罠にはまった訳だ。
顧客に謝り・・代わりの手持鋏を納品し勘弁してもらった・・。
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2008年12月 アメリカのワシントンから・・・
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(依頼)
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ワシントンの日本料理店から料理包丁の修正と研ぎをお願いしたい・・。
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(研ぎ)
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アメリカのアーカンサスのオイルストンではやはり日本の固い鋼は研ぎ切れ
ないのでしょう・・。使い込まれた包丁達の逆反りした刃を使いやすく修正
し、少し刃持ちする研ぎで彼の地でガンバル同胞に対処した。
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2008年12月 世田谷ボロ市の季節です・・・
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(ボロ市)
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今年も12月15・16日と 来年1月15・16日は 世田谷ボロ市に
ワーフトも参加しています。
400年以上前からやってるボロ市は・・いろいろな店が700件も
出ていて毎年楽しみに来ていただいてるお客様との再会も17年目
のワーフトに成ります。
刃物を使いこなす事で、新たなモノを創りだすお手伝いをしたい
と思ってます。
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2008年11月 親父の使っていた包丁を直して使いたい・・
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(依頼)
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親父の使ってた料理包丁達を治し、自分で使って行きたい。
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(製作)
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長い事放置された包丁達は・・錆びて刃も研ぎ減りして逆反りして柄も腐り
かけていた。 まず刃の修正をして形を整え、柄の修復をして料理屋でも使
える研ぎを施した。
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2008年11月 お爺ちゃんのマキリを復活
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(依頼)
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群馬の山でマタギをしていたお爺ちゃんのマキリを直したい。
柄のガタを直し・刃こぼれを直し・無くなっていた鞘を創って欲しい。
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(製作)
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親子3代に受け継がれたマキリの柄は、交換するには惜しく・・強度を診て
補修で復活させ、お爺さんの付けた?柄を残した。使い込まれた刃は全体を
研ぎ込み刃こぼれを直し、邪魔にならないスリムな革の鞘を創った。
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2008年10月 笠間骨董市開催
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(骨董市)
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10月31日(金)〜11月3日(月)の4日間 9時〜4時
「笠間骨董市」が笠間稲荷 前の酒蔵駐車場で例年通り開催され、
ワーフトも毎年参加しております。
お近くへお越しの時には覗いて見て下さい。
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