研ぎ屋の製作日誌 19
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2010年11月 さび錆残欠を竹割り・マキリに・・・
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(動機)
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骨董仲間から 錆さび残欠を貰ったので反りを生かしたマキリを創っ
て観たくなった。
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(製作)
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残欠の錆を落とし窓を開けると・・直刃の刃紋が出て来た・・これは
良く切れるので、竹割りにも使えるマキリに再生し 欅の柄を付け
細身の木鞘を創りバンドホルダーを付けた。
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2010年11月 滋賀の住人から 既存剣鉈の研ぎと鞘作り・・・
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(依頼)
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手持ちの剣鉈の刃をもっと鋭角に研いで半紙がスパット切れる様に研
いで欲しい、また剣鉈に木の鞘も作って欲しい。
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(再生)
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既存鉈の研ぎはベルトサンダーで刃を作りバフで仕上げしたものが多
く刃が波打ってるので・・砥石でチャント鋭角に砥ぎ上げ、古材でシ
ンプルな鞘を創った。
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2010年10月 笠間骨董市のお知らせ・・
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(イベント)
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恒例の笠間骨董市が 10月31日(日) 〜 11月3日(水) の4日間開催し
WAFT も参加してます。毎年多くの研ぎ直し顧客がお出でになりま
すが・・初めての方でもお近くの方でも・・切れなくなったナイフ
・包丁・鋏・鉈などその場で砥ぎ上げますよ。
大きな刃欠け・オリジナル製作の相談も出来ますし、もちろん色ん
な刃物の販売もしてますのでご利用下さい。
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2010年10月 残欠を渓流釣りナイフに・・・
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(依頼)
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古都の住人から・・残欠を渓流釣りで使えるナイフに再生して欲しい。
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(再生)
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残欠の性質上刃のポイントは下げて砥ぎ上げ、木柄に濡れても滑りず
らい指溝を付け、渓流で音のしない様に革シースを創った。
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2010年9月 錆びたジャックナイフ・・・
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(出会い)
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骨董市の仲間から・・昭和初期の古いジャックナイフとの出会いが
在った・・一目惚れで即購入。
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(再生)
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錆びたジャックナイフは・・錆を落とし研ぎを入れると・・見違え
るような好男子に生まれ変わった。
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2010年9月 住職の包丁・・・
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(依頼)
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いつも骨董市でお世話に成ってる神社の住職から・・この包丁を処分
して欲しい・・。
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(処分)
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住職には良い包丁を当店で買って貰ったのだが・・刃に1cm亀裂が
入った処分する包丁も可哀想だ・・駄目基で処分包丁を再生してみた。
幅は狭くなったが十分使えそうだ・・次回の骨董市で住職に見せるの
が楽しみだ・・気に入ったらまた使ってもらおう。
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2010年8月 刈込鋏のメンテナンス・・・
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(依頼)
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近所の植木屋さんから・・刈込鋏を研いで欲しい、出来れば葉っぱ
1枚でも切れる様にして欲しい。
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(研ぎ)
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持ち込まれた刈込鋏・・良く研がれているが?・・裏刃を研ぎ過ぎ切
刃が合わなく成っていた。鋏の仕組みを理解してないで研いで葉っぱ
が切れなく成った・・良くある例だった。
まず上刃と下刃が1点で交合う様に平面に研がれた裏刃を凹面に研ぎ
戻し、反りを調整してから、刃元から刃先まで鋭く1点で交合う様に
研ぎ上げ・・葉っぱがスパッと切れる様にした。
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